💡 この記事のポイント
- 消防士を目指す若者へ「得意なことを早く見つけろ」という助言
- 努力せずできること・場数・苦手の深掘りという3つの見つけ方
- 得意を軸にするとストレスが減りキャリアにつながる理由
消防士として5年半働いて、今はトラックドライバーをしています。消防時代を振り返って、若い自分に伝えたいことがひとつあります。それは「得意なことを早く見つけろ」ということです。
1. 「救助隊に入りたい」より先にやるべきことがある
消防の世界に入ってくる若手の中には、「救助隊を目指しています」「救命士になりたいです」「消防隊でバリバリやりたいです」という熱い思いを持った人がたくさんいます。それ自体はすごくいいことだと思います。
ただ、目指すものを決める前に、もっと大事なことがあると思っていて。それが「自分の得意を見つける」ということです。
2. 僕が消防に入った理由は、かなりふわっとしていた
正直に言うと、僕は消防の仕事を深く理解して入ったわけじゃありません。「休みが多い」「公務員で安定している」「人助けもできたらいいな」という、かなり漠然とした動機でした。だから入ってからも、救助隊と消防隊のどちらが向いているかなと考えていたくらいで、確固たる目標があったわけじゃなかった。
3. 意外と「救急」が向いていた
田舎の消防本部だったので、年間の出動の大半が救急でした。火災や救助の出動は10件にも満たない年もあったくらいです。
最初は「救急は向いていないかも」と思っていたんですが、やっているうちに気づいたことがあります。場数を踏むほど、自然と動けるようになってきたんです。他の隊員と比べても、救急出動に関しては比較的早い段階でちゃんと動けるようになれた。これって「向いていた」ということだと思うんですよね。
4. 機関員(運転)という得意が見つかった
もうひとつ気づいた得意が、車の運転でした。18歳で免許を取ってから、週5日くらい車に乗り回していた時期があって。大学時代も当時付き合っていた彼女とドライブしたりと、気づいたら人よりずっと多く運転してきていたんです。
消防で中型・大型免許を取って消防車を運転するようになったとき、先輩たちが苦手にしていることが自分にはそこまで苦じゃなかった。「あれ、これ得意なのかもしれない」とだんだん気づいてきました。
5. 得意なことはストレスがない
得意なことをやっていると、何が違うかというと「ストレスにならない」んですよね。消防にいた頃、救助訓練や想定訓練は正直しんどかった。向いていないと感じながらやる作業はやっぱりきつい。でも機関訓練だけは、他の訓練とは違って苦じゃなかった。自分の得意な分野だからです。
今のトラック運転手の仕事も、全然ストレスを感じません。人間関係が少ないというのもありますが、やっぱり「運転が得意」という土台があるからだと思っています。
6. 得意なことが次のキャリアにつながる
得意なことを突き詰めると、こういう流れが生まれます。得意になる → 信頼を勝ち取れる → 任せてもらえる → キャリアアップにつながる
今のトラックの仕事でいえば、「早く荷物を降ろして帰ってくる」という部分で消防時代の感覚が活きています。早く帰れると次の配車を回してもらえる。それが収入アップにもつながっていく。消防を辞めても、得意なことは必ず次の場所で生きます。
7. 得意なことの見つけ方
「得意なことなんてわからない」という人もいると思います。得意を見つけるための視点が3つあります。
① 努力してないのに、なぜかできること
「特に頑張っていないのになぜかできる」というのが、実は一番わかりやすい得意のサインです。誰かに褒められたこと、人と比べてそこまで苦じゃないこと——そういうものが得意の入口になっています。僕の運転がまさにそれで、自分ではただ好きで乗り回していただけなのに、気づいたら周りより上手くなっていた。努力した自覚がなかったのに、いつの間にか得意になっていたんですよね。
② 場数を踏んでいるものは、得意になれる
得意なことって、生まれつきの才能だけじゃないんですよ。僕がベンチプレスを始めたのは16歳で、最初は50キロも上がらなかった。今は160キロ上がります。やればやるほど成長する。成長するということは伸びる余地がある。つまり、続けていれば得意にできるということです。「今は苦手」でも、場数を踏んできたものは絶対に伸びています。あきらめないでほしいです。
③ 苦手を深掘りすると、得意が見えてくる
「なんで苦手なんだろう」と掘り下げると、たいていは「経験が足りないだけ」「場数が少ないだけ」という結論にたどり着きます。苦手だと思っていたものが、実は「まだやってないだけ」だった、というケースは意外と多い。苦手を分析することで、逆に自分が得意にできそうなことが見えてきたりするんですよね。
まとめ
目指すものを持つことは大切です。でも、それと同じくらい「自分の得意を見つけること」も大事にしてほしいと思います。得意なフィールドで勝負できれば、自分の価値は自然と上がっていく。消防の仕事においても、その後の人生においても、必ず武器になります。
当時の自分に言いたいのは「得意なことを早く見つけろ」の一言です。ぜひ今の自分の得意、探してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。元消防士のトラックドライバー🧑🚒🚚
よくある質問(FAQ)
Q. 得意なことが見つからない時はどうすればいいですか?
「努力していないのになぜかできること」「人より苦じゃないこと」を探すのが近道です。今は苦手でも、場数を踏めば得意に変えられるものも多くあります。
Q. 得意を活かすと何が変わりますか?
得意な分野はストレスが少なく、成果も出やすいため信頼につながります。信頼が任せてもらえる仕事を呼び、結果的にキャリアアップや収入アップに直結します。
💬 転職・仕事の悩み、LINEで相談できます
消防士からの転職、仕事の不安など、元消防士トラックドライバーが気軽にお答えします。


コメント