💡 この記事でわかること
- お酒が飲めなくても消防士として困らない理由
- 「飲めるの?」と聞かれたときの、角が立たない断り方
- 先に近しい先輩へ伝えておくと守ってもらえるという実践的な方法
- 飲み会に行くことと、お酒を飲むことを分けて考えるという発想
- アルコールの体質は生まれつきで変えられないという医学的な話
今回は「消防士を目指しています。お酒は飲めた方がいいですか?」というメッセージについて、元消防士として本音で書いていきたいと思います。
いただいた内容は、こういうものでした。
自分は3杯で限界です。ビールやハイボールも飲めません。飲んだ方が、よく見られることはありますか。
僕は5年半、消防士として勤めたあと、今はトラックドライバーをしています。
先に結論を書きます。
飲めなくて、まったく問題ありません。
そして、飲めることが評価につながることも、ありません。
順番に書いていきます。
元消防士の僕も、3杯で顔が真っ赤になります
実は僕も同じです。
3杯くらいで顔が真っ赤になって、体に発疹が出るタイプです。
だから、このメッセージをくださった方の気持ちは、想像ではなく実感として分かります。
そのうえで5年半勤めました。何も困りませんでした。
消防士の飲み会は多い?頻度と、運送業との違い
正直に書くと、多少は多いかなと思います。 体育会系の組織なので、そこは否定しません。
ちなみに今の運送会社は、ほとんどありません。仲間うちで年に数回あるくらいです。そこは業種によってかなり違います。
ただ、「飲まされた」という経験は、僕の場合はありませんでした。
消防学校の同期との飲み会がいちばん飲んだ|水曜外出の実態
振り返ると、一番飲んだのは先輩との席ではありません。同期との飲み会でした。
消防学校では、水曜日に外出できる日がありました。門限は決まっていましたが、夜だけ外に出て、ご飯に行ったり、大勢で飲みに行ったりできたんです。
そのとき、めちゃくちゃ飲みました。
無理をして、みんなに付き合いました。正直に書くと、あれは無理をしていました。
そして今だから言えることがあります。
同期の飲み会こそ、断っていいです。
同期なんです。ノリが悪いと思われても、まったく問題ありません。むしろ同期だからこそ、遠慮なく「自分は飲めない」と言えるはずです。
「飲めるの?」と聞かれたときの断り方
係ごとの飲み会があります。1係、2係、3係と分かれているので、そのグループ内で飲むことがあるんです。
そういう席では、先輩からほぼ確実に「飲めるの?」と聞かれます。
でも、ここで身構える必要はありません。
今はパワハラにうるさい時代です。 上司もそこはしっかりわきまえています。この時代に無理やり飲ませる上司は、そうそういません。
だから、こう言えばいいだけです。
「すみません、1〜2杯で体に異常が出てしまうんです」
「発疹が出て、顔も赤くなってしまうので、そんなに飲めないんです」
お酒が嫌いなわけではない。ただ、体が受け付けない。 これで十分伝わります。
飲みたくないのに飲む。これは本当によくないことです。
お酒が飲めない人が、先にやっておくといいこと
ここからは、実際に僕がやっていたやり方です。
近しい先輩に、先に言っておくことです。
1年上、2年上くらいの先輩に、何気なく伝えておくんです。
「自分、1〜2杯で赤くなってしまって、あまり飲めないんです」
これを事前に言っておくと、もしその場でノリのようなものが起きたときに、助けてくれます。
「こいつ飲めないんで、大丈夫っすよ」
そう言って、止めてくれるんです。
相談するなら1年上・2年上の先輩がいい理由
理由があります。
司令級の方や、ずっと上の役職の人よりも、1年上・2年上の先輩のほうが、これから長く付き合うことになるからです。
そして、これは先輩側の視点でもあります。
上司にうまく立ち回ることももちろん大事です。でも、後輩とのコミュニケーションを大事に思っている先輩は、かなり多いと思います。
近しい後輩は守ってあげたい。その気持ちを持っている先輩が大半です。
もちろん一部には、そういうことを面白がる人もいます。ただ、僕の周りにはいませんでした。安心して打ち明けていいと思います。
お酒が飲めると評価は上がるのか|結論は関係なし
これが、いちばん聞きたかったところだと思います。
まったく関係ありません。
信頼は、普段の仕事の姿勢と、日々のコミュニケーションで積み上がっていくものです。
たとえ飲みっぷりが良かったとしても、得られるのは「面白いやつ」「生きがいいな」という評価だけです。
それは、仕事の信頼とはまったく別のものです。
僕自身、「飲めるからいい」と思ったことは一度もありません。
飲み会には行った方がいい|「行く」と「飲む」は分けて考える
誤解のないように書いておきます。
飲み会でしか聞けない話は、確かにあります。 そこは本当に価値があります。
だから僕が言いたいのは、「飲み会に行くな」ではありません。
「行く」と「飲む」を、分けて考えてほしいということです。
二次会・三次会は断っていいのか
一次会でちょっと飲んでしまったな、という日もあると思います。
そういうときは、無理せず帰ればいいです。
プライベートな用事もあります。「すみません、自分はここで失礼します」と言って帰る。それで十分です。
逆に、ノリが悪いと思われたくないなら、二次会も三次会も行けばいいんです。行っても、飲まなければいいだけの話です。
「何飲む?」と聞かれたら、「自分ちょっと酒が弱くて」と言えばいい。それで、コミュニケーションは取れています。
アルハラと、無理に飲むことのリスク
最後に、これは書いておきたいです。
アルハラという言葉があります。そして、お酒で体を壊してしまう人もいます。
考えてみてください。
消防士がアルコール中毒になって、救急車を呼ぶ。 これは、あまりにも恥ずかしいことです。
だから、気にせず言ってください。
「自分は飲めないんです」
その一言を近しい先輩に伝えておくだけで、こちらの気持ちもかなり軽くなります。「しょうがないな」で済む話です。
お酒に強くなる方法はあるのか|体質は生まれつきです
ここは、検索で来てくださった方のために書き足しておきます。
「飲んでいれば強くなる」と言われることがありますが、お酒に強いか弱いかは、生まれつきの体質でほぼ決まります。
アルコールは体内でアセトアルデヒドという物質に変わります。これが顔の赤みや動悸、吐き気の原因です。そして、これを分解する酵素(ALDH2)の働きの強さは遺伝で決まっていて、訓練で変わるものではありません。
日本人には、この酵素の働きが弱い人、あるいはまったく働かない人が一定の割合で存在します。飲むと顔が真っ赤になる人は、ここに当てはまります。
つまり、飲んで鍛えようとするのは、体に負担をかけるだけで意味がないということです。僕自身、3杯で発疹が出る体質は、5年半勤めても最後まで変わりませんでした。
「慣れれば飲めるようになる」と言われたら、この話を思い出してください。慣れるのは酔いの感覚だけで、分解能力そのものは変わりません。
まとめ|消防士はお酒が飲めなくても問題ない
あらためて答えます。
「お酒は飲めた方がいいですか?」
飲めなくて、いいです。 そして、飲めることが評価につながることもありません。
一つだけ補足しておくと、職場の雰囲気は消防本部によって本当に違います。
すごく体育会系のところもあれば、意外とゆるいところもあります。田舎の消防と、忙しい都市部の消防でもまったく違います。分業でやるところもあれば、全部自分たちでやるところもある。
だからまずは、受かってみてください。 入ってみれば、その署の空気は自然と分かります。
応援しています。
飲み会の温度も、消防本部ごとに違います
ここまで書いてきたことも、結局は僕がいた一つの本部での話です。
飲み会の頻度も、断りやすさも、上の人がどこまで見ているかも、本部が変われば変わります。
ただ、それは実名を出さないと意味のない話です。無料の記事で書けることではないので、有料の記事にまとめました。
元消防士として、実名で書いています。
▼受けるなら、ここだと思う5本部
愛知県で本当に受けるべき消防本部、元消防士が実名で5つ選びました
▼逆に、僕ならすすめない5本部
愛知県で受けない方がいい消防本部、元消防士が実名で5つ書きました
よくある質問
Q. お酒が飲めないことを、面接で言った方がいいですか?
A. 聞かれないかぎり、わざわざ言う必要はないと思います。採用の評価とは関係のない話です。入ってから、近しい先輩に伝えておけば十分です。
Q. 飲み会を毎回断ると、印象が悪くなりませんか?
A. 飲まないことと、行かないことは別です。行って、飲まずに話だけして帰る。それで十分コミュニケーションは取れます。僕自身は、行ける会には行っておく方が得だと思っています。
Q. 消防学校でも飲み会はありますか?
A. 僕のときは、水曜日に外出できる日があり、同期で飲みに行くことがありました。いちばん飲んだのはこの同期の席です。ただ、同期だからこそ「飲めない」と言いやすい相手でもあります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
元消防士のトラックドライバー🧑🚒🚚


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