救助大会は無駄なのか? 元消防士が語る5年半の本音

消防士のリアル

「救助大会なんて意味がない」——そう言われることがあります。日々の業務がある中で、大会のための訓練にどれだけの時間を割く意味があるのか、という意見です。私自身、5年半消防士として働き、実際に救助大会に出場しました。そして結果は、減点ありの散々なもの。それでも私は、はっきりと言えます。救助大会には、意味があったと。

3年間、訓練漬けの日々

私は3年間、選手として救助大会の訓練に関わりました。とにかく過酷で、腕の筋肉痛が1ヶ月間ずっと抜けなかった年もあったほどです。体も心も限界まで追い込まれる日々でした。

その経験から分かったことがあります。救助大会で結果を出すために必要なのは、突き詰めると3つ——訓練する時間、必要な資機材、そして訓練しやすい環境です。このどれが欠けても、上を目指すのは難しい。逆にこの3つが揃う環境にいられるかどうかが、大きな分かれ目になります。

「応援される人間」になれるかどうか

厳しい訓練を続けるには、まわりの協力が欠かせません。だから私は、ある2つのことを意識し続けました。「他人の悪口は絶対に言わない」こと、そして「どんな雑用も手を抜かない」ことです。

地味なことですが、これを続けていると、不思議と人は応援してくれるようになります。実際、そのおかげで私は訓練の時間をもらえました。技術以前に「応援される人間」になれるかどうか——それが、訓練を続けられるかを左右するのだと学びました。

散々な結果の後に湧いたもの

大会の直前、グループのメンバー全員からメッセージが届きました。「頑張れ」「優勝するぞ」——その言葉を読んだ瞬間、胸が熱くなりました。結果は振るわなかったけれど、あの瞬間に「やっていてよかった」と心から思えたのです。

大会で得られるのは、順位やメダルだけではありません。仲間と同じ目標に向かって本気で取り組んだ時間、そこで生まれる信頼と絆——それこそが、数字には表れない一番の財産でした。

救助大会は無駄か。私の答えはNOだ

結果だけ見れば、私の救助大会は失敗だったかもしれません。それでも、あの3年間で得た技術・忍耐・仲間との絆は、今の人生にも確かに生きています。だから私の答えは、はっきりNOです。救助大会は、決して無駄ではありませんでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。元消防士のトラックドライバー🧑‍🚒🚚

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