💡 この記事のポイント
- 5年半勤めて辞めた元消防士が語る、消防士になって「後悔しやすい人」の共通点4つ
- ①正義感が強すぎる ②一人が好き ③休日を切り分けたい ④コミュ障
- でも「目指すな」ではない。本音を知ったうえで、堂々と目指してほしい
今日は「消防士になって後悔する人の共通点」というテーマで、元消防士として本音で話していきたいと思います。
僕は5年半、消防士として勤めたあと、今はトラックドライバーをしています。
僕自身、消防士になって、最初は後悔したこともありました。そして、辞めていった先輩たちを見ていて、そういえばこんな共通点があったなと思うことがありました。今日はそれを、これから消防士を目指す人に向けて共有していきます。
あくまで僕の独断と偏見です。でも、実際に自分が働いて、そして周りが辞めていくのを見てきたからこそ言える話でもあります。ぜひ、参考にしてみてください。
1. 正義感が強すぎる人
一つ目は、正義感が強すぎる人です。正義感が強いこと自体は、本当に素晴らしいことだと思います。消防という、人を救う仕事において、プライドを持って、正義感を持ってやれるというのは、大きな強みです。
ただ、問題はここからです。消防の組織にも、残念ながら、間違ったことを言う上司や、自分の我を通そうとする上司がいます。正義感が強すぎる人は、そういう上司に、どうしても反発してしまう。すると、上司から目をつけられて、パワハラや嫌がらせを受けてしまう、というパターンがあるんです。
僕が見てきた中でも、この嫌がらせが原因で、心を病んで辞めていった人は、本当に多かった。正義感が強いという「いいところ」が、組織の中では、かえって自分を苦しめてしまうことがある。これは、覚えておいてほしいなと思います。
2. 一人が好きな人
二つ目は、一人が好きな人です。これは、僕自身に当てはまります。僕はもともと、プライベートでは一人で行動するのが好きでした。趣味は筋トレで、本を読んだり、自己啓発的なことをしたり、基本的に一人で何かをするのが好きなタイプです。
では、一人が好きだと何がいけないのか。消防の勤務は、どうしても泊まりになります。つまり、24時間ずっと、人と接している状態になるんです。だから、一人の時間が好きな人ほど、人間関係で疲れてしまいやすいんです。
僕も、特に1年目は、この部分ですごく悩みました。なんとか耐えられましたし、最後のほうは班のメンバーにも恵まれたので、僕の場合は一概には言えないのですが、一人が好きな人は、少し後悔するかもしれません。
3. 休日は仕事とプライベートを切り分けたい人
三つ目は、休日は仕事とプライベートを、きっちり切り分けたい人。これも、後悔する可能性があります。
消防士は、非番の日や休みの日に、行事がかなり入ってきます。普通救命講習だったり、防災訓練の進行や資機材の説明だったり。救命士の方なら病院実習もありますし、他の消防本部との合同訓練も、非番の日に食い込んできます。
救助大会に出るような人は、非番も救助訓練に充てないといけない、というパターンもあります。だんだん「予定がない日はラッキー」くらいの感覚になってくる。休日と仕事を、きれいに分けたい人にとっては、なかなかしんどい環境かもしれません。
4. コミュ障の人
四つ目は、コミュ障の人です。二つ目の「一人が好き」と少し被りますが、これも後悔しやすいポイントだと思います。
消防は、チームワークがすべての仕事です。チームプレー、つまりコミュニケーションを、何より大事にしなければいけない。だから、コミュニケーションが苦手な人は、正直、向いていないし、後悔しやすいと思います。
ただ、これだけは言っておきたいのですが、コミュニケーション能力は、後からいくらでも改善できます。僕自身、完全に克服できたかと言われると微妙ですが、入った頃と比べれば、全然コミュニケーションが取れるようになりました。「どうすればコミュニケーション能力が上がるか」を、自分の頭で考えて、行動し続けたからです。知らないコミュニティに飛び込んでみたり、休みの日でも意識して人と関わってみたり。コミュ障だった僕が言うので、間違いありません。大体の人は、改善できます。
僕自身は、どうだったか
正直に言うと、この4つのうち、僕は3つ当てはまっていました。「一人が好き」「休日は仕事とプライベートを分けたい」「コミュ障」。正義感はそこまで強くなかったですが、それ以外はドンピシャでした。
だから、いざ働いてみると、自分が大事にしていたものが、仕事によって少しずつ侵されていくのを痛感して、入って少し後悔したんです。でも、その後悔を覆すだけの福利厚生や、休日の多さがありました。だから、なんとかバランスが取れていた。
ただ、最後の最後まで、「仕事に行くのが嫌だ」という気持ちは、拭えませんでした。仕事そのものは、やりがいがあって、楽しかったんですけどね。それでも、その引っかかりだけは、ずっと消えなかった。「このままの気持ちで働き続けるのかな」と思ったとき、転職を考えて、実際に今、転職しています。
それでも、消防士を目指すあなたへ
こうして共通点を並べると、ネガティブに聞こえるかもしれません。でも、これは「目指すな」という話では、まったくありません。
働いてみないと、わからないことはたくさんあります。だからまずは、こういう本音も頭の片隅に置きつつ、消防試験に受かることを、全力で頑張ってほしい。消防士として、社会人として得る経験は、絶対にあなたのプラスになります。だから、後ろめたい気持ちなんて一切なく、堂々と目指してください。
教養試験、面接対策、論文。やることはたくさんあって、本当に大変だと思います。僕もあまり勉強してこなかった側の人間なので、受かるかどうかわからない試験のために勉強するしんどさは、痛いほどわかります。だからこそ、自分を壊さないでください。たまには息抜きもしながら、頑張ってほしいなと思います。応援しています。最後まで読んでいただきありがとうございました。
よくある質問(FAQ)
Q. 共通点に当てはまると消防士になれない?
A. いいえ。筆者自身も4つ中3つ当てはまっていましたが、5年半勤め上げました。あくまで「後悔しやすい傾向」であって、知っておけば対策できます。「目指すな」という意味ではありません。
Q. コミュ障ですが、消防士は無理でしょうか?
A. コミュニケーション能力は後から改善できます。筆者もコミュ障でしたが、意識して人と関わり続けることで、入った頃より格段に話せるようになりました。大体の人は改善できます。
Q. 一番の後悔ポイントは何でしたか?
A. 筆者の場合は「一人の時間が取りにくい」ことでした。24時間の泊まり勤務は人との距離が近く、一人好きには疲れやすい環境です。ただ福利厚生や休日の多さで、バランスは取れていました。


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