20代でやっておくべきこと10選|31歳の元消防士が新社会人と若手消防士に伝えたい知見

20代でやっておくべきこと10選|31歳の元消防士が新社会人と若手消防士に伝えたい知見 消防士のリアル

💡 この記事でわかること

  • 31歳の元消防士が、20代で気づいて本当によかった10のこと
  • 恋人と結婚相手の違い、パートナー選びで見るべきところ
  • 人間関係と物の断捨離で、不器用・要領の悪さを改善した方法
  • 必要な保険は3つだけ/NISAの手数料/残クレをすすめない理由

今回は「20代で得た知見」というテーマで書いていきたいと思います。

僕は5年半、消防士として勤めたあと、今はトラックドライバーをしています。

僕も31歳になりました。20代で得たことは、これからの人生にとって、ものすごく大きかったと思っています。

今回は、新社会人の方や、若手の消防士の方に向けて書きます。30代のおじさんから恐縮ですが、教訓として、ときには反面教師として、これからの人生のプラスにしてもらえたらうれしいです。

20代で得た知見① 時間が、一番の資産

1つ目は、20代で気づいて一番よかったことです。時間が、一番の資産だということです。

20代の方に質問です。

80歳で1,000億円の資産を持っている自分と、20代で借金1,000万円を抱えている自分。どちらかを選べるとしたら、どちらを選びますか。

僕は、20代で借金1,000万円の方を選びます。

時間は、本当に取り戻せないからです。

20代で借金1,000万円なら、20代のうちに返せると思います。そして、返せたノウハウは、その後の人生に生きてきます。あとは黒字にしていくだけです。事業を一発当てて、1〜2年で返してしまう、というパターンもあり得ます。若さは、無限大です。

祖父の死と、救急の現場で気づいたこと

時間が有限だと気づいたきっかけは、2つあります。

一つは、祖父の死です。29歳、ほぼ30歳になりかけのときに、祖父が亡くなりました。今まで当たり前のように生きていた人間が、死を迎えるのは本当に一瞬なんだ、と思いました。

もう一つは、消防士の仕事です。出動していく中で、人の死は本当に身近にありました。

今を全力で生きていないと、自分が動けなくなったときに、本当に後悔すると思います。そして、後悔したときには、もう遅い。

健康寿命を65歳と考えると、僕はあと34年しかありません。31年生きてきて、もう半分です。子どもがいると、なおさらそう思います。残せることは、本当に限られています。

今やりたいことを、今やっておかないと、本当に後悔する。そういう意味でも、転職や発信活動をしていて、本当によかったと思っています。

スマホを見る時間を、自己成長に

SNSなど、スクリーンを見る時間が多くなってしまうのは、しょうがないと思います。

でも、その時間から何か生まれるかというと、僕はそうでもないと思っています。

その時間があるなら、本を読んでもいい。何か発信できることがあれば、発信してみてほしい。趣味でもいいです。

自己成長の機会に、重きを置いてほしい。一分一秒を無駄にしろとは言いませんが、今を全力で生きることは、やってほしいと思います。

20代で得た知見② 恋人と結婚相手は、まったく違う

2つ目は、結婚です。

僕は20代で、何人かの女性とお付き合いをして、付き合ったり別れたりを繰り返して、結婚に至りました。

この経験から言えることは、恋人と結婚相手は、まったく違うものだということです。

恋人は、自分をドキドキさせてくれたり、尽くしてくれたりする。ドキドキの要素が、ものすごく強いと思います。

対して、結婚相手は、人生のパートナーです。長年連れ添うわけです。もちろん好きという気持ちもありますが、それ以前に、パートナーです。言ってしまえば、ビジネスパートナーです。

妻を、人生のパートナーに決めた理由

妻は、結構サバサバしています。

合理的で、感情で話さないことが多い。束縛も、そんなにきつくありません。考え方や価値観が、すごく一致している。それで、人生のパートナーにしようと決めました。

今までの彼女と違ったのは、自立しているところです。

妻は、いい給料をもらえる仕事をしていて、一人暮らしもしていました。経済的にも、生活も自立している。家事も、難なくできる。これは、結構ポイントだと思います。

僕自身、そこまで家事ができるタイプではありませんが、学生時代に寮生活をしていたので、人並みにはできます。身の回りのことが一人でできないのは、それ以前の問題だと思っていました。

もう一つ大事なのは、相手を尊敬できるかどうかです。

当時は、正直、妻の方が給料は上でした。今は妻が時短勤務で、僕もドライバーとしてそこそこ稼いでいるので、僕の方が上ですが。お金もそうですが、私生活や気遣い、考え方、価値観。人として尊敬できる。そこが、まずポイントでした。

6年付き合った彼女と、結婚しなかった理由

僕には、6年付き合って、結婚しなかった彼女がいます。学生時代からの恋人で、10代から20代にかけて付き合っていました。

その子は、束縛がすごく激しかった。

女の子の連絡先があろうものなら、めちゃくちゃ詰められる。夜にLINEを返さないと、「なんで返さないの?」と鬼電が来る。着信履歴が10件くらい溜まっていることもありました。当時は、「愛されているんだな」としか思っていませんでした。

僕はその期待に応えようとして、自分を押し殺して、波風を立てないように振る舞っていました。そして、それが本当の自分だと勘違いしていました。

本当の自分を出せないと、仕事にも影響が出てきます。自分の意見が言えない。とっさの一言を、ためらってしまう。

一度、距離を置いたことがあります。ちょうど、コミュ障を改善しようとして、ナンパをしまくっていた時期でした。他の子だと、結構自分を出せる。このまま自分を押し殺していたら、自分が壊れてしまう。

この子は、苦難を一緒に乗り越えていくパートナーではない。そう思って、本当に別れを決意しました。

結婚を前提にした付き合いと、ただ好きだから付き合っている、というのは、まったく違います。結婚は、今後の人生が決まる、本当に大きな出来事です。パートナー選びは、慎重になった方がいいと思います。

今となっては、今の妻と結婚してよかったと思っています。家族もいて、すごく幸せです。

20代で得た知見③ 女性を、ある程度知っておく

これは本当に、妻には見られたくないのですが(笑)。

ナンパやマッチングアプリで、女性とある程度関わっておいてよかったと思っています。

女性を知ることで、多少の自信につながります。根拠のない自信のようなものが、そういう経験から培われると思います。

経験人数は、多ければ多いほどいいとは思っていません。でも、女性をまったく知らないと、結婚詐欺のような、色恋の詐欺を見分けられなくなってしまいます。

結婚を考えたときも、一人しか知らないわけではないので、相手がどういう女性なのか、なんとなくわかる。考え方や性格も、見えるようになると思います。

経験人数は少ない方がいいけど、経験がゼロなのは嫌。矛盾していますよね。でも、それは本当にあると思っています。

僕がモテるとは言いませんが、多少なりとも、コミュニケーションは絶対にできた方がいいと思います。

20代で得た知見④ 仕事以外に、ガチれる趣味を持つ

僕の場合は、筋トレ、ボディビルでした。ただし、消防士にはおすすめしません。理由は、別の記事に書いています。

社会人になったら、仕事以外に打ち込めるものがあった方がいいと思います。

仕事以外のコミュニティを一つでも持っておくと、「自分は仕事だけじゃない」と思える。それが、人生の豊かさにつながります。

人間には、成長したい、認められたいという欲求があります。それを満たすものがないと、地獄にまっしぐらになってしまうと思います。

ボディビルは、減量がものすごく過酷です。日常生活でもフラフラで、階段を上るのもきつい。成績も、小さな地方大会で2位を取ったくらいです。それでも、ガチでやってよかったと思っています。

それに、趣味は副業にもつながると思っています。

痩せたい、いい体になりたい、自分を変えたい。そういう悩みに、趣味を通して価値を届けることができる。会社でしか培えないノウハウより、趣味の方が、刺さる人が多いと思います。

体を動かす趣味も、一つ持っておくといいと思います。筋トレでも、ゴルフでも、フットサルでも、何でもいいです。

20代で得た知見⑤ 人間関係を断捨離する

友達を制限したことも、すごくよかったです。

世の中には、「テイカー」がいます。

アダム・グラントの『GIVE & TAKE』という本では、人を「ギバー(与える人)」「テイカー(自分の利益を優先する人)」「マッチャー(損得のバランスを考える人)」の3タイプに分けています。

テイカーは、自分の利益になることしか考えていません。利益が一方通行です。テイカーとは、絶対に距離を置いた方がいいです。

僕にも、そういう友達がいました。一緒にいて、つまらなくはなかった。楽しいと言えば楽しかった。でも、お金が絡んでくると、友人を失いやすい。これは、100万円の貸し借りで友達を失った、僕自身の経験から言えることです。

見栄を張らない人間関係で、生きていく

あるがままの自分を出していくことも、すごく大事だと思っています。

見栄を張ると、偽りの人間関係につながってしまいます。それは、心の病気にもつながってくると思います。

たとえば、楽天やAmazonの社長と、一緒に過ごして遊ぶのは、まず無理ですよね。

それと同じで、人間関係は、自分と同じくらいのレベルで、見栄を張らなくていい程度の付き合いをしていくのが、一番いいと思っています。

20代で得た知見⑥ 物を断捨離する

物を減らしたことも、すごくよかったです。

物が減ると、判断の回数が減ります。服がそんなにない。物がそんなにない。それしか持っていないので、それを使うしかない。

僕は不器用で、要領も悪かったので、判断の回数を減らすことに取り組みました。

判断の回数が少ないと、一つの作業にすぐ取りかかって、没頭できる。気が散らないので、集中できる。集中できると、作業の効率がよくなる。効率がよくなると、作業が早くなる。そして、要領がよくなる。

不器用で、要領が悪くて、コミュ障。そういう人間は、本当に消防士に向いていません。

それでも5年半もったのは、消防の知識や経験以前に、生活や考え方を根本から改善していったからだと思っています。

20代で得た知見⑦ 本を読む

読書も、本当によかったです。

自分と同じ悩みを持っていて、どう改善してきたか、という本を、たくさん読みました。

僕が本当にいいと思った本は、『ゼロ秒思考』、『嫌われる勇気』、『金持ち父さん 貧乏父さん』です。

お金のことに困っていたとき、最初に『金持ち父さん 貧乏父さん』を読みました。頭の回転が悪くて、要領が悪くて、全然喋れない、というところでは、『ゼロ秒思考』がすごくよかった。コミュニケーションで悩んでいたときは、『嫌われる勇気』を読んで、全員に好かれる必要はないんだ、と学びました。

それと、リベ大の両学長が出している『本当の自由を手に入れる お金の大学』も、すごくいいです。お金の基礎を教えてくれる、お金の教科書のような本です。

僕よりすごい人が、1,000円から3,000円くらいで、考え方やノウハウを提供してくれる。めちゃくちゃコスパがいいですよね。

本を読んで、人生観も変わりました。

若い頃は、見栄とプライドで生きていた部分もありました。でも、他人軸ではなく、自分軸で物事を考えられるようになりました。自分のできなさを悲観するのではなく、どう改善したらいいかを、前向きに考えられるようになりました。

20代で得た知見⑧ お金の勉強をする(保険・NISA・残クレ)

社会人になったら、みんな騙してくると思っておくくらいで、ちょうどいいです。

注文住宅、保険の営業、銀行の窓口、保険の窓口。車も、若干そうかもしれません。

騙されないためには、お金の勉強をすることです。

必要な保険は、3つだけです

本当に必要な保険は、3つしかありません。

一つは、死亡保険。2つ目は、火災保険。3つ目は、自動車保険の対人・対物の無制限です。ほかは、貯蓄があれば、正直いらないと思っています。

保険に入るべきなのは、起こる確率は低いけれど、起きたら損失が大きすぎるもの。要は、人生が破綻してしまうリスクです。

逆に、起こる確率は高くても、損失が小さいもの。ちょっと病気になって医療費がかかる、検査を受ける。そういうものは、貯蓄で賄いましょう、という考え方です。

医療保険を、30年かけ続けたら

日本には高額療養費制度があります。医療費の自己負担には、月ごとの上限があります。さらに2026年8月からは、年間の上限もできました。年収約370万〜770万円の人なら、年間53万円です。

そのうえで、医療保険です。

たとえば、医療保険に月5,000円払っているとします。1年で6万円。20歳から30年かけ続けると、180万円です。

大きな病気が来るかどうかは、わかりません。掛け捨てなら、お金は手元に残りません。貯めておけば、180万円が手元に残ります。それで十分対応できると思います。

差額ベッド代を心配する方もいますが、あれは個室を選んだ場合の話です。

「いくら払えますか」で決める保険営業に、気をつけてください

自分が今死んだら、遺族年金がどれくらい出るのか。働けなくなったら、障害年金などでどれくらい賄えるのか。失業したら、失業保険も出ます。

そういうものを加味して、残された家族にいくら必要なのかを、数字で考えるものです。

「あなたの収入ならこれくらい払えますよね」という保険の入り方は、本当におすすめしません。

NISAは、「何に投資しているか」が大事です

NISA自体は、いいです。非課税で投資ができます。でも、大事なのは、NISAで何に投資しているかです。

同じような商品でも、保険会社などを通すと、手数料が上乗せされていることがあります。

1%と聞くと、少なく感じますよね。でも、5,000万円持っていたら、1%は50万円です。1億円なら、100万円です。0.5%でも高いと思います。

僕は今、NISAでS&P500に投資しています。

車を、残クレで買ってはいけません

残クレは、金利が高いことが多い。そして、何年後にいくらで売れるか、という残価を前提に返済額が決まるので、縛りがすごい。事故をしたら、残価で買い取ってくださいとなる。壊れたら、売れません。

まだましなのは、銀行のカーローンです。一番いいのは、中古車を現金一括で買うこと。もしくは、家族からお金を借りて、無金利で返していくことです。

今の中古車は、全然壊れません。僕が初めて買った車も中古のデミオでしたが、すごく走りやすくて、めちゃくちゃよかったです。

20代で得た知見⑨ マルチ商法に手を出した黒歴史

ここからは、僕の黒歴史です。一升瓶の飲み会とは、また別の黒歴史です。

NISAを始める前、僕は海外の積立型の投資商品に入っていました。

数字だけ見たら悪くないよ、という営業マンのロジックに乗せられて入りました。今思えば、手数料をごっそり持っていかれる、ぼったくりの商品でした。

入ったら、人を紹介するとマージンがもらえる、という説明がありました。要は、ネットワークビジネス、マルチ商法です。マルチ商法自体は、違法ではありません。

僕は、マルチ商法に足を踏み入れました。

友達を誘って、セミナーのようなものを受けさせたことがあります。何人か誘いました。断られることもありました。受けてくれた子もいました。

幸いにも、誰も契約しませんでした。

僕に営業能力がなくて、本当によかったと思います。そこで初めて、「営業は絶対に向いていない」と思いました。

今思えば、なんであんなものを勧めたんだろう、と後悔しています。誰一人契約しなかったことは、僕の中で救いです。本当に反省しています。

今、そういう商品を契約している人は、ぜひ解約を検討した方がいいと思います。その分を手数料の安い投資に回した方が、トータルで資産は増えていくと思います。

マルチ商法やネットワークビジネスは、本当に友達を失います。

20代で得た知見⑩ 転職活動をしてみる

最後は、転職活動です。

転職活動をすると、自分の価値を知ることができます。本当に今の仕事がやりたいことなのかを判断できるし、自分の市場価値も知ることができる。

実際に転職してみて、人間関係のストレスがなくなったのは、非常に大きかったです。

毎日トラックを運転できて、楽しい毎日を送れています。毎日が過ぎていくのが、本当に早いです。

時間は有限です。今やりたいことを、今やる。20代のうちにそれに気づけて、本当によかったと思っています。

10個のうち、どれか一つでも、皆さんの参考になればうれしいです。

▼時間とお金の考え方は、退職金の話でも書きました

消防士の退職金はいくら?5年半で辞めた元消防士は70万円・翌年の住民税で手取り50万円

▼ボディビルを消防士にすすめない理由です

消防士におすすめしない趣味、1選。ボディビルに全てを捧げた元消防士の本音

▼100万円と友達を失った話です

お金の貸し借りは、絶対にするな。元消防士が、100万円と友達を失って学んだこと

▼『ゼロ秒思考』を2年間続けた話は、こちらに書きました

ゼロ秒思考のメモ書きで不器用は改善する?2年間毎日続けた元消防士のやり方と効果

よくある質問

Q1. 20代のうちに、一番やっておいた方がいいことは何ですか?

時間が一番の資産だと気づくことです。健康寿命を65歳と考えると、残りの時間は思ったより短い。今やりたいことを、今やってほしいと思います。

Q2. 結婚相手は、どう選べばいいですか?

恋人と結婚相手は違うと思っています。価値観が合うか、自立しているか、尊敬できるか。僕はそこを見ました。

Q3. 本当に必要な保険は何ですか?

僕の考えでは、死亡保険・火災保険・自動車保険(対人・対物無制限)の3つです。ほかは貯蓄で賄えると思っています。

Q4. 転職活動は、転職する気がなくてもした方がいいですか?

自分の市場価値を知ることができるので、してよかったと思っています。本当に今の仕事がやりたいことなのかも判断できます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

元消防士のトラックドライバー🧑‍🚒🚚

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