けん引免許を取った感想|大型ドライバーでも左バックと押し込みバックが怖い理由

けん引免許を取った感想|大型ドライバーでも左バックと押し込みバックが怖い理由 消防士のリアル

💡 この記事でわかること

  • けん引免許を取ってみての正直な感想
  • トレーラーのバックが難しい理由(とっさのバック・左バック)
  • 狭い場所で使う「押し込みバック」の仕組み(図解あり)

今回は「けん引免許を取ってみての感想」というテーマで、本音で書いていきたいと思います。

僕は5年半、消防士として勤めたあと、今はトラックドライバーをしています。10トン車に乗っています。消防で機関員になったのが2020年2月ごろなので、機関員の時代も合わせると、運転を仕事にして7年目になります。

けん引免許、取れました

卒業検定に、無事に受かりました。

免許の書き換えも終わって、晴れてトレーラーで公道を走れるようになりました。

ここまで読んでくださった方、応援してくださった方、ありがとうございます。

結論。けん引は、別格に難しいです

取ってみての感想を、先に書きます。

けん引は、別格に難しいです。

大型に毎日乗っていても、そう感じました。ここからは、その理由を書いていきます。

難しい理由。ヘッドと台車が、別々に動きます

一番の理由は、ヘッド(トラクター)と台車が、別々の動きをすることです。

前に進むときは、まだいい。問題はバックです。ヘッドをどう動かすかと、台車がどう動くかが、一致しません。

もう一つは、車体の長さです。

トレーラーは小回りが利くと言われることもあります。でも、そもそも車体が長い。それだけのスペースがないと、入っていけない場所がほとんどです。

横乗りの期間は、単車より長くなると思います

これから仕事を始めると、まずは先輩の横に乗って教わる「横乗り」の期間があります。

けん引は、この期間が単車より長くなると思っています。

僕は、トレーラーを公道で運転したことが一度もありません。運転したことがない車を、公道で一人で走らせられるようになるには、当たり前ですが時間がかかります。

それでも、時間が解決すると思っています

ただ、そこは時間が解決すると思っています。

どんなにできない人でも、一人前になっていく姿を、僕は見てきました。消防でも、今の会社でも。

どんなレベルから始めても、時間をかければできるようになる。もちろん、一人一人のセンスもあります。そこは自分のセンスを信じながら、やっていきたいと思います。

取ってみて不安なこと① とっさのバック

これから何が不安か。まずは、とっさのバックです。

単車の大型でも、曲がりきれなくて少しバックすることは、普段からあります。そういうときは、普通にバックしますよね。

その「普通にバックする」が、けん引になると一気に難しくなります。

まっすぐバックしたいだけでも、難しい。教習を3回終えたときの記事にも書きましたが、まっすぐ下がっているつもりでも、台車が流れていってしまう。流れていった方向に、ハンドルを切って直さないといけません。

それを、とっさの場面で本当にできるのか。ここがまず不安です。

不安② 左バック

そして、左バックです。

左バックは、一番難しいと言われています。

右バックなら、運転席から右後ろを目視で確認できます。トレーラーが折れすぎても、目で見えるので、方向の感覚としては問題ありません。

左バックは違います。台車が長いと、ミラーに映らない場面があります。本当に、見えないままバックしないといけない場面が出てくると思っています。

正直に書くと、教習ではほとんど右バックばかりやっていました。

たぶん、検定に左バックを入れてしまうと、受かる人がめちゃくちゃ減るからだと思います。

機関員の時代も合わせて7年、運転を仕事にしてきた僕でも、教習で左バックをやったときは、かなり難しく感じました。慣れていないのもあります。それでも、左バックは別次元の難しさでした。

ミラー頼りになるか、もう感覚頼りになるか。自分の感覚を磨かないと、左バックはずっと難しいままだと思いました。

不安③ すごく狭い場所(押し込みバック)

もう一つは、すごく狭い場所へのバックです。

そういう場所では、「押し込みバック」というやり方があります。

ヘッドを起こすスペースがないときに、そのスペースを作るために、わざとヘッドを押し込むように折って、切り返していくバックです。

解説している動画を見て、僕なりに理解したのはこういうことです。

・まず、台車を入口に入れる

・ヘッドを、わざと90度以上まで折る

・90度以上折れていると、ヘッドを前後に動かしても、台車はほとんど動かない

・だから、台車の位置はそのままで、ヘッドだけを何度も切り返して、向きを少しずつ起こしていける

・スペースができたらヘッドを起こして伸ばし、あとはまっすぐバックで奥まで入れる

ポイントは、90度まで折り切ることだそうです。90度に届かないまま切り返すと、台車のおしりが外に流れてしまいます。

押し込みバックのイメージ図(上から見た図)

たぶん、奥の手として使われる技だと思います。

そういう技を、自分が身につけられるのか。そこは、どうしても不安があります。

それでも、できると信じています

ただ、単車でも、狭いところへは何度も行ってきました。

それを、少しずつクリアしてきた。トレーラーでも、同じように一つずつクリアしていくのが、これからの目標です。

自分は、できると信じています。

ここから、転職活動です

これから転職活動をして、働く会社を決めていきます。

元消防士がトレーラーの運転手になるまでの記録として、ここで書いていきます。見ていただけたらうれしいです。

▼けん引の教習を始めた頃の話は、こちらです

けん引免許は難しい?費用・深視力検査・教習期間を現役トラックドライバーが解説

▼左バックの難しさは、教習10回目でも書きました

けん引免許の左バックは難しい?教習を十回終えた現役トラックドライバーの感想

▼機関員とトラックの運転の違いは、こちらです

消防の機関員とは?運転だけじゃない役割と、なるまでの順番

よくある質問

Q1. けん引免許は難しいですか?

大型に毎日乗っている僕でも、別格に難しいと感じました。ヘッドと台車が別々に動くので、特にバックは単車とまったく違う感覚になります。

Q2. 左バックはなぜ難しいのですか?

右バックは運転席から右後ろを目視できますが、左バックは台車が長いとミラーに映らない場面があり、見えないまま下がることになるからです。教習では右バックが中心でした。

Q3. 押し込みバックとは何ですか?

ヘッドを起こすスペースがない狭い場所で、わざとヘッドを90度以上に折って切り返すバックです。90度以上折れていると、ヘッドを動かしても台車がほとんど動かないので、台車の位置はそのままでヘッドだけ向きを変えられます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

元消防士のトラックドライバー🧑‍🚒🚚

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