消防士の試験対策。勉強が得意じゃなかった元消防士が伝える、合格のための3つのこと

消防士のリアル

💡 この記事のポイント

  • 内申点25・勉強が得意ではなかった元消防士が、それでも合格できた試験対策を3つ紹介
  • カギは「数的推理・判断推理」への勉強配分と、受けたい自治体の傾向を読むこと
  • 教養試験対策が合否の7〜8割。まずはそこに全力を注ぐ

今日は「消防士を目指す人への、試験のアドバイス」というテーマで書いていきます。これから消防士、つまり公務員を目指す方に向けて、「こうしたらもっとうまくいくんじゃないかな」と元消防士の立場から思うことを共有していきます。

先に言っておくと、僕は決して勉強が得意なほうではありませんでした。内申点はオール3以下、5段階で25点くらい。正直、勉強が得意な人とは比べものになりません。それでも消防士に受かることはできました。そんな僕が思う、大事なポイントを3つお話しします。

1. 自分の得意・苦手を把握して、勉強のウェイトを決める

まず大前提として、自分の得意教科と苦手教科を把握することが、すごく大事だと思います。

僕の場合、暗記系は得意でした。社会科学や日本史ですね。逆に、数的推理や判断推理といった理系寄りの分野は苦手で、数学にいたっては一切勉強せずにいきました。

ここで知っておいてほしいのが、消防士の教養試験は数的推理・判断推理、それから社会科学のウェイトが高いということです。そして、大概の人はこの数的推理・判断推理が苦手なんです。だからこそ、そこに勉強のウェイトを置く必要があります。逆に、理系でそこが得意な人なら、苦手な社会科学のほうに重点を置く、という考え方でもいいと思います。

自分の得意・苦手と、試験のウェイト。この両方を見て、勉強の配分を決めていくことが第一歩です。とくに数的推理・判断推理は、独学だと手が止まりやすい分野。僕のように苦手な人は、解法パターンが体系的にまとまった1冊を繰り返しやり込むのが、いちばんの近道でした。

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2. 受けたい自治体を明確にして、「傾向」を読む

2つ目は、どこを受けたいのかを明確にすることです。

自治体ごとに、試験の傾向は違います。予備校に通えば、そういう自治体ごとの傾向の知識が得られます。たとえば東京消防庁なら、数学をしっかり勉強しないといけなかった印象があります。

大事なのは、「わからないからとりあえず勉強する」のではなく、自分が受けたい市町村の試験がどういう問題で、どういう傾向なのかをまず調べて、その試験に向けて勉強することです。入試でも当たり前のことかもしれませんが、これがやっぱり一番効きます。

ちなみに日程は、だいたい東京消防庁が5月ごろ、政令指定都市が6月ごろ、各地方自治体が7月ごろ。なるべく被らないようにはなっていますが、同じ日に複数の市町村が試験をやるので、年に3〜4つくらいしか受けられません。しかも消防士は人気職で、全国から人が集まるので、倍率はかなり高くなります。

3. 試験対策なしには、絶対に受からない

3つ目は、試験対策をしないと絶対に受からない、ということです。

試験は、教養試験・面接・体力試験の3つ。このうち、僕の感覚では教養試験の対策が7〜8割で、残りの2割が面接、つまり人柄の評価です。まず教養試験に受からないと何も始まらない。これが公務員試験の大きな特徴です。だから、まずはそこに全力を注ぐのがいいと思います。

勉強が得意でなかった僕にとって、教養試験は本当に難しかったです。1日10時間以上勉強して、アルバイトもしながら、休みの日は一日中予備校に通っていました。僕は愛知の消防職を受けると決めていたので、リサーチも含めて、すべてそこに全力を注ぎました。ちなみに僕が受かったときの倍率は、20倍くらいだったと思います。

それから、9月・10月採用といった中途採用の枠もあります。僕自身はその中途採用で受かることができたのですが、そもそも募集があるかどうかが運次第ですし、「どこの消防本部でもいいから受かりたい」という人が集まるので、倍率はさらに高くなりがちです。そこも頭に入れておくといいと思います。

最後に、ひとつだけ。頭のいい人、偏差値の高い人は、公務員試験の勉強もそこまで苦ではないでしょう。でも、そういう優秀な人は、商社や大企業など、消防士以外の道に進むことも多い印象です。消防士になるのは、体育会系の人間と、純粋に人助けがしたい人間が多いように感じます。体力が必要で、命を懸ける仕事ですから、部活で培った根性や体力は、本当に活きてきます。受験する人に部活経験者が多いのも、そういう背景があるのだと思います。

まとめ:得意じゃなくても、戦い方で受かる

以上、だいたいこの3つです。予備校の先生や大学の対策講座でも聞けることかもしれませんが、入ったあとに「もっとやっておけばよかったな」と思ったことも含めて、改めてお伝えしました。

勉強が得意でなくても、自分の得意・苦手と試験の傾向を見極めて、配分を間違えなければ、ちゃんと戦えます。これから試験を受ける方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

よくある質問(FAQ)

Q. 勉強が苦手でも消防士になれますか?

A. なれます。僕自身、内申点25・勉強が得意ではありませんでしたが、得意・苦手と試験の傾向を見て勉強の配分を最適化することで合格できました。地頭より「戦い方」です。

Q. まず何から対策すればいいですか?

A. 配点の大きい教養試験、とくに多くの人が苦手とする数的推理・判断推理からです。解法パターンを体系的にまとめた問題集を1冊、繰り返しやり込むのが効率的でした。

Q. 倍率はどのくらいですか?

A. 自治体や年によりますが、僕が受かったときは約20倍。中途採用枠はさらに高くなりがちです。年に3〜4つしか受けられないので、1つひとつの対策が重要になります。

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